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メサイアと私

前回はメサイアの紹介だったので

今回はメサイアと自分がどう出会っていったのか備忘録的な感じでダラダラと書き連ねたいと思います。

 

メサイアとの出会い

元々妹が染谷俊之さんのファンで、染谷さんの出演作品で公演に行けなくなってしまったチケットをよく譲って貰っており、メサイアもその1つでした。

 

その頃さして本腰を入れて観劇もしておらず、本当妹のおこぼれで行けるだけで充分…と思っていました。

 

メサイア

事前に公演内容のHPに目を通しても

大したあらすじも書いておらず。

非常に失礼ながら

「煽り文句がBLぽいな。」

と思っていました。

(本当すいません。)

 

そんなこんなで迎えた観劇当日

 

黒い衣装をたなびかせながら華麗なガンアクションが目の前で生身の人間が繰り広げていることに、両方が大好物な私は震えが止まらず。

アクションだけではなく、登場人物の人間ドラマ、そして脚本としてのどんでん返しも見事に描かれていて。

見終わってから

「もの凄く面白いものに出会ってしまった…!もう一度見てみたい!!」

と渇望している自分に気づくのでした。

 

初めて観た『翡翠ノ章』は

小野健斗さん演じる珀と松田凌さん演じる鋭利の卒業ミッションと言う題材からスポットも完全に2人に当たって非常に内容として明瞭だったのも良かったのだと思います。

ただ、シリーズの登場人物の関係性が解らない部分もあった為、それを知るため過去のDVDを遡り始めると、次から次へと各キャラクターの関係性が気になり、気付くと姉妹で全作揃えていました。

 

そこから暫くして。

「新作やるよ!染谷さん主演だよ!」の妹の声に、ここがより深い沼への入り口だと知る由もなかったのです…。

 

観劇の道を決定付けた『メサイア〜鋼ノ章〜』

そして約半年後に公演された新作

「鋼ノ章」

初日に観に行った妹が号泣して帰宅。

帰宅してからもずっと泣き続けているのを観てとんでもない舞台だったとは直感していたのですが、本当にこれがとんでも無かったのです。

 

言うなれば

「終焉を迎えたことで結ばれた絆」

 の話でした。

 

過去のメサイアのシリーズはメインのバディを組んでいる登場人物達が関係性を理解し絆を深めることで話が完結して行くものが多いのですが、

鋼では2つの関係性の終焉がとても鮮やかに描かれていました。

 話の中で全ての退路を断ち、どう転んでもその終焉に行き着くしか無い毛利さんの脚本。

それを彩る西森さんの素晴らしい演出。

極限の状態で最上級のアクションと、振り切れ溢れ出す感情を描き出すW主演の染谷さんと井澤くんの演技。

 

どれをどう切り取っても本当によく出来た素晴らしい舞台でした。

 

でも、一度に全てを受け止めるには余りに悲しく重い内容で、

悲し過ぎて涙も出ず、

余りの衝撃に劇場を呆然として後にし、

頭が真っ白の状態で「何か食べないと」とたこ焼きを1人で劇場に隣接するフードコートで突いたことを覚えています。

 

でも不思議なことに。

抉られる舞台ってもの凄く強く惹かれるのです。強く残るのです。

気づくとあの悲しみに対する出ない答えを求めて

元々チケットを取っていた以外の日にちも、当日券を求めて私は就業後に電車に飛び乗っていました。

 

そして、こんな人の心を穿ち続ける作品を作る人たちは、

果たして他に

どんな作品を作るのだろう。

どんな演技を魅せるのだろう。

 

そう思ったのが『メサイア』の世界にどっぷり足を踏み入れたきっかけであり、

観劇にハマるきっかけでもあるのでした。

 

今週末から上演が始まる新章『暁乃刻』

また、登場人物達がが生き抜く過酷な世界のひとりひとりのドラマに心を打たれ、涙するのだと思います。

 

感想は観劇したらそっと上げたいと思っています。