メサイア〜黎明乃刻〜の話

 今更になってしまいましたが『メサイア~黎明乃刻~』の感想を。

 

”刻シリーズ最終章”と銘打ってありましたが、毎回人間関係が自作に跨ぐような伏線の貼り方をするのに今回はそれが無かったこと、最後の過去の卒業生たちの映像、そしてこの作品の根幹であった「ワールドリフォーミング」という概念の撤廃。

 これらが劇場で突き付けられた時

「嗚呼。シリーズの集大成だ。本当にここで幕を下ろすのだな」

と私は客席で思いました。

 

 しかし、集大成に相応しい素晴らしい作品でした。大きな感謝を胸に感想をつらつらと書き連ねていこうと思います。

 

雛森と園と小暮

今回のメインの3人。この3人の関係は、冒頭で

「……メサイア……か……」

雛森が園の銃を取り出し思いを馳せていたものが、

舞台最後同じ銃を雛森が同じように取り出した時に、全てを察して、受け止めて小暮がその銃を握る。

 

この行動に集約されていると思います。

 

 きっとそこまで、雛森と園も雛森と小暮もある種メサイアであり、同時に本当の意味ではメサイアでは無かったのかもしれません。彼らの”メサイア”としての真の夜明け。タイトルの通り"黎明乃刻"だったのだと思います。

 

 今回一番私が感情移入したのは小暮でした。小暮の出自は確かに特殊です。一嶋のクローンであり「親もいなければ、帰る場所もない」かもしれない。しかし、そう言ったことに関係なく「誰かの何者かになりたい」「自分の存在を認めて欲しい」という感情は誰しも抱いているものだと思います。雛森にぶつけ続ける小暮。雛森に認めて欲しかった。雛森にとっての何者かでありたかった。決して雛森がその感情に対してフィードバックが無かったわけではない。けれども、もしかしたら小暮に対する感情の向こうに薄々園の存在を感じていたのかもしれない。しかし、"何も無い"小暮が気付き(静寂の中の自分の心を吐露する独白シーンは本当に素晴らしかったですね)求める側から与える側になった時。雛森の過去も園の存在も全て認められる強さを持った雛森メサイアとしての黎明を迎えたのだと思うのです。

 

そして雛森のもう1人のメサイア園。

園の考えは月詠の頃から一貫していて

「強き者は弱き者の上に立ち正しい道へと導かねばならない」

と言うもの、月詠乃刻で照る日の杜に北方連合として関与していた時も、チャーチに戻りヒガンバナと真木光を葬った時も一貫して変わっていません。

 メサイアは決して勧善懲悪の物語ではありません。それぞれの立場と考えがある。しかし、倒れるのはその時代、そしてその先の時代に必要とされなかった。園は敵でありながらも、不思議とヒーローのような空気感も醸し出しています。彼は彼なりに真の世界の平和と統一を目指し一貫した意図を持ってシリーズ通して存在したからなのでしょう。

 月詠は当時出演予定だった、青木さんに演じて欲しい園を作っていたのだと思いますが、黄昏と黎明は村上さんに演じて欲しい園の形だったのだと思いますし、正直あの雛森を愛し、雛森に愛され、最後まで真の通った愛情深く強き園像は村上さんでなければ作り上げることが出来なかったと思います。

同時に青木さんが園を演じていたらどうなっていたかな……とは思います。多分黎明が始まる前に大多数が予想していたと思われる定石通り雛森が小暮を奪還するような構図になったのではないかな……

 

 そんな2人の間で揺れ続ける雛森も一慶くんの演技がめちゃくちゃ素晴らしかったと思います。園も小暮も雛森に取ってはどちらも大切な人間。正直雛森は人間関係の距離感の取り方がとても極端だと思うのです。興味が無い相手には容赦無いし、生きようと死のうと関係ない。しかし、自分の懐に入った人間に対しては驚くほどの甘さと脆弱さを見せる。でもそれが、雛森の最大の弱さであり最大の人間らしさだと思うのです。月詠の頃黒子が雛森に言った通り結果として雛森が小暮を救うのではなく小暮が雛森を救う存在になりました。雛森の全てを受け入れた小暮と歩む未来を正直もっと見てみたかった気がします。

 

万夜とレネと小太郎

鋼以降メサイアの関係が強固な2人の関係から、事情があって3人の関係になるパターンが増えてきました。それぞれ形は違えど強固か関係があり、特にメサイアが散ると言う話になると強固な絆が根本から覆されるので、恐らくこれは多分演じる方も見る方もなかなかストレスなのだと思います。正直万夜にとってのレネも明らかにそういった存在でした。でも、他のメサイアが散ったサクラと決定的に違うのはレネは真正面から万夜にぶつかり、最終的に小太郎と自分では勝負にならないと負けを認めます。(勝ち負けではないのかもしれませんが)

 

万夜の御神体としての霊的能力。ご都合主義だとか言う人がいるかもしれないですが、あの能力はとても便利だし同時にとても色々な人を救ってきました。そして最後はその力が万夜自身を救ったのです。

 

だってほら!

小太郎が良いって言うんじゃ!レネがメサイアで良いよね!!

としか言わざるを得ないじゃないですか(笑)

 

ちなみにレネという言葉には

「生まれ変わり・再生」

という意味があるそうなんで、当初出演が発表された時は小太郎の生まれ変わりかな? などと思っていましたが、レネの場合は万夜をある種再生させたのかなと思います。

 

ある意味万夜とレネと小太郎の関係は3人メサイアの関係になった中では最も幸せかもしれないですね。

 

ちなみに余談ですが、大千秋楽の日に小太郎を演じていた山沖さんが劇場に来ていたため、レネが最後に「お前らのこと守ってやるよ」と言い、それを受けて万夜が「……だってさ!」と自分の中の小太郎に語りかけるシーンが2人とも山沖さんの方を向かって台詞言いながら指差してたのがたまらなかったですね。本当に3人でメサイアでしたよ。フォーエバー。

 

ラスールと要

実は大楽で一番胸に来たのがラスールだったのです。東京・大阪と凱旋ではかなりラスール演技を変えてきていて、その中でも真生光を撃つ時に声を詰まらせるラスールの向こうに彼の様々な想いを見た気がして涙が出てきました。きっとラスールは沢山のことを真生光に教わったのだろう。彼にとっては真生光はかけがえの無い大事な存在だったのだろう。それ故に壊れて行く真生光が……耐えられなかったのだろう……本当は手にかけたくない。真生光を撃つ瞬間に顔を背けるラスール。大切な人を手にかける人苦しみと消えない業。その全てをあの短い時間の中で全て見せてくれた気がします。

 対する要は淡々としていて、どちらかと言うと戦闘狂に近い透けて見える狂気が素晴らしかったです。

 メサイアではないけれど狛犬の様な立ち位置で常に対象的に配置されていたのも印象的でした。(OPのラスールは公演進むとそれを意識してか銃を持つ手が最初と反対になってましたね)

  正直要とラスールの話はもっと見てみたかった気がします。

 

最後を彩るのが刻シリーズの卒業生と言うのも最早涙しかありませんでした。存在する護・有賀・いつきの3人は勿論、淮斗に呼びかけるシーンがあったり、間宮を屠ったリベレーターを出すシーンがあったり、途中退場した卒業生もしっかり魅せる製作陣に本当に下を巻きました。

(ワールドリフォーミングは撤廃される為に結ばれた偽りの条約と聞いたら間宮は悲しむのかな……などと思っていたのですが、このEDを見て払拭されたのは私の個人的余談です)

 

 

 正直今回の幕引きは制作陣としても不本意なものだったのだろうな……と大千秋楽の演出の西森さん、脚本の毛利さんの話を伺っていて思いました。恐らくのっぴきならない何かしらの事情があったのだろうと言う憶測は真実は分からないにしても様々な要素から予想はつきます。恐らく追加で出た凱旋公演等も割とギリギリのスケジュールで決まったのだろうと推測してしまいます。

 

 それでも、最後まで素晴らしい作品を作って作品を愛し続けてくれた関係スタッフの方々には感謝しかありません。

 

 メサイアと言うメディアミックスシリーズに出会って約4年半本当に楽しかったし、本当に幸せでした。これから先も自分にとってはかけがえの無い作品として君臨していくのだと思います。

 

 いつか闇に沈む彼らに見えるその日まで一嶋係長が最後に言った

「生きてください」

の言葉を胸に刻み進もうと思います。

 

Netflixアニメ『Levius』を見た話

 Netflix配信のアニメ『Levius』を見ました。何を隠そう原作漫画の大ファンで、何かしらの形で映像化してくれないかな……とずっと願っていたので、まさしく文字通り私に取っては念願のアニメ化!

 しかし、オールポリゴンの3Dアニメというのは私の中で馴染みが薄く、どう言ったものになるのか期待半分不安半分と言ったところだったのも事実。

しかし実際見てみると

 

こ、これはすごい!!!

 

そんな不安を抱いていた自分が

「なんて愚かな考えであったんだ!!」

と思えてしまうほどの渾身の出来でありました。特に序盤2話程のプロローグ的な話から進み本格的な試合の話になってからの話の内容の加速と熱量が半端ない!!!

 

 

 『Levius』は人体と機械を融合させて戦う"機関拳闘"と言う格闘技が存在する世界。その機関拳闘を通じてそれぞれ成長をしていく登場人物達の物語。スチームパンクの世界観と原作者の中田先生の圧倒的画力に目を引かれますが、内容は拳と拳で語り合う戦士達の血湧き肉躍る熱い物語です。

 

 アニメは原作準拠ではなく、中田先生の意向により

「面白くなるのであれば原作と設定やストーリーを変えて良い」

との意向の元作られているので原作とちょこちょこキャラクター設定やストーリーの細かい流れが変更されています。しかし、それが非常に良い巻き取り方をしていて、変更したことにより原作漫画とは違うドラマチックさを出していると思うのです。

 

 まずは、原作では追っかけ女房的なポジションであるナタリア。しかし、アニメではレビウスをライバル視してザックジムまで彼を追いかけ無理矢理ナタリア自身も所属する言う存在に。追っかけ女房といえば追っかけ女房的なのですが、最初にレビウスやザックに対する親密度や好意が無い分、その後レビウスやザックが暮らす家に居候をし、彼らと生活もトレーニングも共にするようになってから徐々に心理的な距離感が近づきナタリアもレビウス達も互いを互いに"家族"として受け入れいく過程の描き方が非常に丁寧に描かれているのです。ナタリアは序盤から話に登場しているので、話を通しての心情の変化や成長の描写も同様の印象を受けました。特に終盤近くにレビウスの祖母が闘技場へ向かう途中にナタリアと鉢合わせするエピソードが私は堪らなく好きです。ナタリアがレビウス達の"家族"であると認識して前を向く名シーンだと思うのです。

 

 マルコムの話ととても素晴らしいと思うのです。何故戦うのか? 何を抱えているのか? と彼のバックボーンを掘り下げることでキャラクターがより明確に鮮やかに見えてきてドラマチックな展開になっています。娘の回想を本編で挿入しつつ、最後に現在の娘が出てくるシーンも涙無しには見られません。

 

 想いを抱え、レビウスが想いを背負うと言う点ではヒューゴも同様です。ビッグマウスで不遜で不敵なヒューゴ。しかしその実強いだけではなく魅せる格闘を弁えており、漢気あふれる選手。A.J.に倒されてしまい、まだリング上での闘いは叶っていません。しかし、文字通り『完膚なきまでやられた』原作とは違い、その先の希望を確実に感じさせる描写で胸に熱いものが込み上げてきます。

 個人的にはこのヒューゴの声優に小野大輔さんが起用されていて、粗暴だが漢気溢れる演技が聞けるのもポイントが高いところです。

 

 そして、やはり最も特筆すべきはA.J.とクラウンであると思うのです。クラウンはA.J.を養父として育てており同時に自らの美意識や欲望の為にA.J.を利用しており、A.J.は意識操作をされてクラウンに従っている。

 ……実際に言葉にしてしまえばその通りなのですが、果たしてこの2人の間は本当にそう言ったビジネスライクな偽物の親子関係であったのだろうか? と思ってしまいます。

 原作と1番異なる印象を受けたのがこの2人でした。原作のクラウンはもっとクレイジーな印象ですし、完全にA.J.は弱みを握られ自分の意思の下故意に利用される道を選んでいます。2人の間には利用する者・される者以外の関係は何もありません。

 しかし、アニメのクラウンとA.J.は少し違う印象を受けたのです。正直関係性としては原作より歪だと感じてしまいます。しかし、歪んだ形だっだとは言え、深層心理下では逃れたいとA.J.が願っていたとは言え、その中でもお互いが"家族"として心通う瞬間があったのではないか? とそう思わせてしまうのです。とても不思議な関係。一筋縄では行かないとも。しかし、この2人の歪で不可思議な関係がアニメの『Levius』にグラデーションを与えていると感じたのも事実です。

 

 

 レビウスが機関拳闘で闘えば闘う程、己の想いだけでなく周囲の想いや敗者の想いがレビウスの肩にかかってきます。故に彼は闘い続けるのです。それは原作の漫画でもアニメでも一貫して描かれていることだと思います。

 しかし、同時にアニメではそれだけでなくそれぞれの登場人物の"家族"の形、想い、絆を描いているように感じました。リングに上がっていても、上がっていなくとも誰もが誰かを想い、その想いや己の想いを背負い、何かと闘っている。

 

 原作とアニメの受けた印象の差異についての感想のようになってしまいましたが、とにかくよく出来ている面白いアニメです。見た時に「おっ!?」と耳を引くほど音楽も抜群に良いし、アクションシーンは手に汗握ります。個人的にはA.J.の招待がわからない時に、顔は見えないけれど、ラインや動きがとても女性的な滑らかさや繊細さでありながら、人外の如く動くアクションがめちゃくちゃ好きです。

(原作だと顔が見えるまで性別がわからない感じもとても好きなのですが)

 そして、EDの中田先生の描き下ろしのイラストの数々が華を添えていてまた素晴らしいのです。

 

 いちファンの戯言だと思わず興味があれば『Levius』のアニメを是非見て欲しいです。アニメだけ観るも良し。アニメから漫画を読んで違いを味わうも良し。きっと観た後に胸に灯るものがあると思います。

メサイア〜黎明乃刻〜を観てきたよな話

とりあえず、大千秋楽が終わってから細かい長々とした感想は書こうと思いますが。とりあえず一言。

 

気になっていると言うならば、シリーズ区切りとかそういうことで足踏みをせずに観に行って欲しい! 頼む!

 

です。

 

 どこまで話をして良いものかわかりませんが……恐らくこれで本当にシリーズ区切りを付けるつもりなんだな。と言うことがひしひしと伝わってきました。ただ、本当に同シリーズ他の作品にあるような引きがなく、綺麗に全ての関係が描ききられているので、逆に初めての人はわかりやすいのではなかろうか? と言う印象を受けました。

(他の作品はいくつか跨がないと人間関係も跨いでいるので、わかりにくい)

 

 二時間半程のやや長めの舞台ですが、話のテンポ感も良く中弛みせずに見られます。

 山本一慶さんと橋本真一さんは本当素晴らしい俳優さんですし、他の方々もたまらん素晴らしいです。今回は重鎮の方々も沢山いてそれがまた素晴らしい。

 

 東京公演が終わったばかりですが、大阪・凱旋と演技やアクションがブラッシュアップされてより見応えを増すのだろうなあと思うと楽しみでもあり、同時に終わりに向かうのが寂しくもあり。

 

 CLIE時代の翡翠ノ章に魅せられて足掛け4年半くらい追いかけてきたこのシリーズ。新作公演が始まると半ば私の生活の中心になっていたこのシリーズ。

 劇場で購入したサントラを聴くと各シリーズ印象的なシーンが走馬灯の様に駆け巡り、歴代のサクラ候補生たちが生き抜いた姿がありありと脳裏に蘇ります。

大千秋楽多分私めちゃくちゃカテコで泣くんだろうな。何故私は大千秋楽の次の日会社に行かねばならぬのだ。

 

 そんな与太話は置いておいて。

 東京凱旋は後から決まったのと、ホールのキャパシティが大きいのとてまだチケットが余っている様です。

 

 恐らくしばらくは見られないであろう魂と身体を削る人間ドラマとアクションを初めての方にもそうでない方にも堪能してほしいものです。

 

 

 

メサイア入門2 〜刻シリーズを見てみよう〜

皆様ご無沙汰しております。長々と休眠状態にあったこちらのブログですが、今回は黎明乃刻でのメサイアの刻シリーズ完結に合わせて、そちらを是非紹介させてください!

 

そもそも"メサイア刻シリーズ"とはなんぞや?

 

メサイアのシリーズは一度旧作『深紅ノ章』にてシリーズの区切りを迎えます。

(関係スタッフの方々が述べていますが、ここで半ばシリーズとしては休眠状態だったそうです)

製作会社としてCLIEさんが抜けた後に、

メサイアプロジェクト」として

原作・原案 高殿円先生

脚本 毛利亘宏さん

演出 西森英行さん

の3人を舞台のメインスタッフと置いて制作されたのものです。

サブタイトルがCLIEさんが関係していた頃の『〜ノ章』ではなく『〜乃刻』となった為に区別して"刻シリーズ"と呼ばれます。

刻シリーズは

暁乃刻
極夜 〜Polar night〜 (映画)
悠久乃刻
月詠乃刻
幻夜乃刻(映画)
トワイライト 〜黄昏の荒野〜 

黎明乃刻

の全7作で構成されます。

ちなみにこの『黎明乃刻』で脚本の毛利さんと演出の西森さんの卒業も発表され、本当にシリーズとして一旦一区切りとなりました。

ちなみにその手前の章シリーズに関してはこちらのリンクを何卒ご参照ください

メサイア入門 〜観てみようメサイア〜 - 世界の中心で好きを好きだと叫びたい

 

 

 

刻シリーズはどれだけあるの?

それではここから刻シリーズ各作品をキャッチコピーと共に紹介していきます。

 

暁乃刻

『昨日が死に、今日が生まれる それが黎明 暁の刻ーー』

舞台「メサイア‐暁乃刻‐」 [DVD]

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メサイアシリーズ復帰第1作。第2世代を牽引してきた白崎護の極限の中でのたった1人の卒業ミッションが描かれる。

次世代のサクラ候補生や、章シリーズから引き続いての有賀(己のメサイアを一度殺めている)と加々美のメサイアの関係の成長、チャーチへ来た加々見の理由などが明らかになる。

 

極夜〜Polar night〜

『明けない夜にも、お前がいたーー』

映画「メサイア外伝 -極夜Polar night- 」 [DVD]

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暁乃刻の前日譚であり、章シリーズをサクラ候補生とは別の角度から牽引してきたキャラクターである三栖・周の"究極の平等"が行きついた一つの終わりと始まりの話。個人的にはシリーズの中でも比較衝撃度が高い作品。

 

悠久乃刻

『僕らは立ちすくむ悠久と終焉の白いはざまで』

舞台「メサイア―悠久乃刻―」 [DVD]

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第2世代最後のメサイアである有賀と加々美の卒業ミッションの話。有賀の故郷を舞台に有賀の過去や加々美の過去を明らかにしつつ彼らのメサイアとしての関係が掘り下げられていく。

ここで次世代のメサイアのメインキャラクターもほぼ全員出揃う作品。

 

月詠乃刻

『生きる 死ぬ たった一人の神になる』

舞台「メサイア ―月詠乃刻―」 [DVD]

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卒業後のサクラとして活躍する加々美を主演として公演されたシリーズ初の試みの作品。

同時に第3世代に大きく関わる"照る日の杜" "大日本共新製薬"等のキーワードの全容や彼らの過去が徐々に描かれていく。

 

幻夜乃刻

『これが夢なら、醒めないで欲しいーー』

映画「メサイア―幻夜乃刻―」 [DVD]

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月詠乃刻』と『トワイライト』を繋ぐ作品。加々美の関わっていたミッション。『月詠乃刻』から先の加々美の動向。『トワイライト』の布石としてのサリュートやボスホート関わる事象やキーワードが散りばめられている。

 

トワイライト〜黄昏の荒野〜

『そこがお前の生まれた荒野』

舞台「メサイア トワイライト ―黄昏の荒野―」 [DVD]

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チャーチと敵対する組織として描かれる北方連合のスパイ養成機関ボスホートをメインに置いた作品。ボスホートに在籍するサリュート・スークの"ビーツの祝祭"と呼ばれる卒業ミッションを通して、ボスホートの内部、チャーチとボスホートに属するそれぞれの者たちの信念がバレエ音楽「ジゼル」を印象的に用いながら描かれる。

 

黎明乃刻

『おまえが、おれを人間にしたんだ』

舞台「メサイア―黎明乃刻―」 [DVD]

舞台「メサイア―黎明乃刻―」 [DVD]

  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: DVD
 

壊滅状態に陥ったチャーチ。「生きてください」と言う一嶋の指示の下、散り散りになるサクラ候補生。そんな矢先敵の手に堕ちた小暮が雛森の前に対峙する。

小暮と雛森メサイアを中心に"ワールドリフォーミング"の真の目的、それぞれの登場人物の過去、それらの決着と未来への一歩を描いたシリーズ集大成。

 

刻シリーズ登場人物はどんな人がいるの?

 

以下主な登場人物と俳優さんを紹介します。
前回のブログ同様()内は演じている読み方とスラッシュで俳優さん、
【】内は出演している作品を示しています。

前のブログと一部重複、加筆があることはご容赦ください。

 

○サクラ候補生

白崎 護(しらさき まもる/赤澤 燈)

【暁・極夜】

元公安四係(劇中の公になっている警察機構の中で最もエリート部署)の警察官。任務中に陥れられチャーチにやってきた。 真面目で優秀。正義感が強く他人想いで真っ直ぐ。幼馴染でありメサイアである悠里淮斗のことを何より大切に思っている。過去の出来事がきっかけで死に場所を求めている様なところがあったが、鋼の意思と悠里と共にチャーチを卒業していった。

 

有賀 涼(ありが りょう/井澤 勇貴)
【暁・極夜・悠久】
「第三の闇」と呼ばれる暗殺組織の当主の息子。(血の繋がりは無い)
暗殺者として各方面から絶大な信頼を得ていた暗殺のエキスパート。しかし、間宮(後のメサイア)のヴァイオリンに心を動かされ自らの手で「第三の闇」の当主を殺害し、組織を壊滅させた。無口・無表情で冷徹だったが、間宮を殺め、加々美と接するうちに人間らしくなり、良き先輩として面倒見の良さを発揮するようになる。

 

加々美 いつき(かがみ いつき/杉江 大志)
【暁・極夜・悠久・月詠幻夜
おじであるチェーカーに導かれる形でチャーチの門を叩く。
チャーチに送り込まれたのにはとある理由と彼自身にも秘密がある。その為、知らずにチェーカーにスパイとして生き抜くための基礎技能を叩き込まれていたらしく、総合能力が元々高い。

当初協調性が皆無に等しかったが、メサイアである有賀を始めチャーチの面々と関わるうちに身も心持ちも立派なサクラへと成長していく。
異常に鼻がきく。

 

御池 万夜(みいけ まよ/長江 崚行)

【暁・極夜・悠久・月詠・黄昏・黎明】

新興宗教団体『照る日の杜』の元御神体。子供を難病で喪った信者に滅多刺しにされた所をチャーチに蘇生される。御神体は伊達でなく実際に霊的能力がある。世間知らずで生意気、無邪気な残虐さを見せる時もあるが、 性根には孤独と寂しさを抱えている。照る日の杜の信者であった柚木に執着し、彼に殺されることを願っている。

 

柚木 小太郎(ゆぎ こたろう/山沖 勇輝)

【暁・極夜・悠久・月詠

元柔道のオリンピック強化選手。家族で『照る日の杜』に入信しており、教団の広告塔として利用されていたが、外部と接触するようになり教団に不信感を抱き、教団を抜けようとしたところを家族に刺される。体育会系でまっすぐな性格。上下関係の感覚も体育会系故きっちりしている。御池に対しては余り良い感情を抱いていないが、照る日の杜の御神体には特別な感情を抱いている。しかし、御池が照る日の杜の御神体だったことは知らない。

 

小暮 洵(こぐれ じゅん/橋本 真一)

【暁・極夜・悠久・月詠幻夜・黄昏・黎明】

大日本共新製薬という中堅製薬会社の研究員。北方の出先機関として動いていた会社の内部からチャーチへ情報を提供していたが、それが明るみに出た為死を偽装してチャーチにやってきた……となっているがその裏に隠された理由があり、同時に自分の存在を追い求めている。

基本的に真面目で堅い性格。表情筋が死んでいるレベルで表情が全く表に出なかったが、その隠された理由が明らかになった時激しい怒りの感情と己の存在と命を軽んずる行為を見せるようにり、一嶋のことを強く憎むようになる。

 

雛森 千寿(ひなもり せんじゅ/山本 一慶)

【悠久・月詠幻夜・黄昏・黎明】

過去のミッションで負傷をして5年間眠っていたが、目覚めた後サクラ候補生として復帰。黒子と同期の為、他のメンバーより先輩。普段は飄々としているが、肉弾戦、2丁拳銃を用いての遠距離戦、状況を見据え時として残酷な判断をくだせる冷徹さも持ち合わせており、スパイとしては非常に有能。興味の無い人間は冷酷に切り捨てられるが、懐に入った人間には甘さを見せる。同期である黒子には「無駄にイケメンクソ野郎」と称されている。過去に何やら一嶋そして園とはただならぬ関係と因縁がある様子。

 

杉浦 レネ(すぎうら れね/近藤 頌利)

【黄昏・黎明】

キューバ人と日本人のハーフ。元アメリカユニオンの工作員キューバ育ちでハーフということもあり、国家を守るという事に対して思い入れが薄く、スパイ活動に対してビジネスライクな部分がある。(しかし、彼は彼なりに色々考えてはいる)大家族で育ったせいかフランクで明るい性格。

 

○チャーチ関係者

一嶋 晴海(いちじま はるうみ/内田 裕也)
【暁・極夜・悠久・月詠幻夜・黎明】
公安五係長。
スペシャル・ミンサー」の異名を持つ超凄腕のスパイ。
過去のミッションで足を悪くして一線を退いたが、それでも高い戦闘能力を持つ。現在諸般の事情により表舞台からは退いている。

 

黒子(くろこ/小谷 嘉一)

【暁・極夜・悠久・月詠・黄昏・黎明】

チャーチ全般のお世話係的なことをしているオネエ様。本名百瀬 多々良(ももせたたら)サクラとして過去に活動していたが、裏切っていた自分のメサイアに情報を流し最終的に己のメサイアを手にかけた過去がある。一線を退いているが、サクラと「人間シュレッダー」の異名を持つかなりの凄腕。現在は一嶋の代わりに係長代理を務めている。

 

 

 

○北方連合・ボスホート関係者

サリュート(さりゅーと/山田ジェームズ武)

【暁・極夜・悠久・幻夜・黄昏】

北方連合のスパイ養成機関"ボスホート"に身を置くスパイ候補生であり、ボスホート創設以来の秀才。常に冷静で、ある種の気高さも持ち合わせている。

元は北方連合の有力者を父に持つが、政治犯の嫌疑をかけられ閉鎖都市"オデッサ65"に家族共々身を落とした過去がある。2本の短刀や拳銃を操って戦う。

 

スーク(すーく/宮城 紘大)

【悠久・幻夜・黄昏】

サリュート同様ボスホートに身を置くスパイ。サリュートとペアで動くことが多い。現在の北方連合においてNo.3の立場にある有力者の息子。スパイ活動はゲーム感覚でやっている節も見受けられる。

父親の権威と育った家柄故、敷かれたレールの上を雁字搦めで歩まされることに息苦しさを感じており、自分に無いものを持っているサリュートに対し嫉妬とも羨望とも尊敬とも友情とも言えぬ複雑な感情を抱いている。

 

ガラ(がら/輝馬)

【黄昏・黎明】

サリュート、スークと同様にボスホートに所属するスパイの1人。スパイとしても戦闘能力や諜報能力共に非常に有能で優秀。組織への帰属意識も強い。何より祖国の繁栄共に祖国に身を捧げることを第一と考えており、その為なら他者を利用することを厭わない。

愛国心故やや純血志向な部分がある。

 

ユラン・園 之人(ゆらん・その ゆきひと/村上 幸平)

月詠・黄昏】

元チャーチに身を置いていたサクラ候補生であり、現在は北方連合ボスホートにおいてユランと言うコードネームで教官としてサリュートやスークらの指導にあたっている。照る日の杜にも関与していた。

一嶋、黒子、雛森とは過去から面識があり、特に一嶋と雛森は深く彼の過去に関わっている。

 

チェーカー(ちぇーかー/荒木 健太朗)

【暁・悠久】

死んだと思われていた加々美のおじ。力を手に入れるために、加々美を始め様々なものを利用する。一嶋とも過去に面識がある。

 

○照る日の杜

穂波葉礼(ほなみはれい/石渡 真修)

月詠・黄昏】

宗教団体"照る日の杜"における御池と並んでの2人だけ残った御神体候補。幼い頃から御池と共に組織で育ち、御池が離れた現在の照る日の杜の御神体

基本的に御神体として世の平和を願う物静かで穏やかな性格であるが、御池とその周辺に対しては友情を超えて羨望と執着が入り混じった感情を見せる。

 

及川 昴流(おいかわ すばる/三原 大樹)

月詠・黄昏】

宗教団体"照る日の杜"の信者の1人。御神体である穂波に対して盲目的な信仰と絶対的な忠誠を誓っていたが、照る日の杜の嘘と実態を知って絶望し、穂波を激しく憎むようになる。

 

○その他関係が深い人々

三栖 公俊(みす きみとし/中村 龍介)
【極夜】
最初はサクラと敵対する国内テロ組織”評議会”にいたが、現在は紆余曲折あって公安四係に所属している。
己の過去の生い立ちから人類の「究極の平等」を掲げて自らの強い意志の下革命を起こすべく動いている。

 

周 康哉(あまね やすちか/玉城 裕規)
【極夜】
三栖と同様元評議会のメンバー。学のあるお坊ちゃん。父親に復讐をする為に歩んできたが、自分の本当の生い立ちを知り目的が徐々に変わっていく。
最初は三栖のことを良く思っていなかったが、現在は絶大な信頼を寄せる良き相棒。極夜での出来事をきっかけに、自らの道と立場を見据えるようになる。

 

周グエン衝吾(あまねぐえんしょうご/伊藤孝太郎)

【暁・極夜・月詠

志倉の創設した警察省警備育成班キンダーという機関に所属する、周の腹違いの弟。頭が切れるエリートであり、本人もそのことにプライドを持っている。意外に短気で、出会った周やサクラ候補生には横柄な態度を取って衝突することもある。

 

志倉 一仁(しくら かずひと/大澄賢也)

【暁・月詠

元警察省警備局次長で、現在は国会議員。キンダーの創設者。

公安五係を相容れないとしながらも、一嶋やサクラ候補生達に定期的に力を貸す。

 

ネクロマンサー

【暁・悠久】

高度に発達し、最終的に自ら意思を持った人工知能。現在はとある事情により白崎と共にある。

 

終わりに

章シリーズよりも壮大に、そして様々な角度から切り込みを入れてきた刻シリーズ。刻シリーズから(所謂第3世代と呼ばれる登場人物)は高殿先生がキャラクタープロットを前面的に作っている為、より一層高殿先生の方向性の色濃い舞台や作品になっている印象です。

 

シリーズは一度幕を下ろしましたが、やはりシリーズこれだけ続いただけあり、製作陣や俳優さんの作り込み方、そしてなにより面白さは折り紙付きだと思っています。

気になる舞台や作品、登場人物からメサイアの世界に足を踏み入れてくれたとしたらいちファンとして幸いなことはありません。

 

皆でレッツメサイア

 

2020.5.24 一部内容を変更・追記しました

 

 

芳崎せいむ先生の漫画の話

 

先日ツイッターのタイムラインを眺めていたらこんなニュースが目に飛び込んできた。

 

 

 

この第1回さいとう・たかを賞に輝いた『アブラカダブラ』は連載当初からずっと読み続けているので、受賞のニュースを聞いた時それはそれはそれは言葉には表現し難い位にとても嬉しかった。

 

アブラカダブラ ~猟奇犯罪特捜室~ 3 (ビッグコミックス)

アブラカダブラ ~猟奇犯罪特捜室~ 3 (ビッグコミックス)

 



先の展開が全く読めないサイコサスペンス。脳科学や宗教的な観点が要所に織り交ぜられており、恐らく文章で読むと難解になってしまいそうな内容だが、芳崎先生の作画で抵抗なくすっと内容が入ってくる。(最新刊の帯の錚々たる先生方のコメントに丸かぶりしてしまっているが、本当にそう思うのだ。)最新刊であり、3巻は最近発売されたのだが話が進めば進むほど予想の斜め上を進む展開になって行っており、今や全てが怪しいし疑わしい。続きを読むのが待ち遠しい。

 

ちなみに、私は何を隠そうこの作品の作画をされている芳崎せいむ先生の大ファンなのである。

 

初めて触れた芳崎先生の作品は今は無き講談社から刊行されていた『Amie』という雑誌の連載『風のゆくえ天のめぐり』と言う作品だった。

 

 



古代の幻の鏡片を巡り、雑誌記者と考古学者の主人公2人が手がかりを求めて様々な地へ足を運ぶ。その鏡片の手がかりを探す道中を通して、様々な人と出会い、自分の過去と向き合い、"新天地"(決して場所や環境だけの意味ではない。)を見つけ出す、一種のロードムービーを彷彿とさせる漫画だった。

私は元々なかよし読者で、なかよしの姉妹誌であり、なかよしでも連載していた有名な作家さんの作品が目当てで読んでいたのだが(今思えば連載陣が錚々たるメンバーだったように思う。)その中で掲載されていたこの作品の今まで自分が触れてこなかった、静かなドラマチックさと当時からすると"少し大人"な雰囲気に一気に魅了されてしまったのである。

 

そこから芳崎せいむ先生の作品を追いかける日々が始まった。

 

やはり代表作と言えば『金魚屋古書店』になるのだろうか。

 金魚屋古書店 コミック 1-16巻セット (IKKI COMIX)

 

金魚屋古書店 コミック 1-16巻セット (IKKI COMIX)

 

 

各話で1冊の漫画を巡って様々なドラマが展開されるオムニバス形式の漫画である。話としては1話で完結するものが多いが、登場人物は基本的に共通だし、前の話が後の話に繋がってくることも多い。

前身である『金魚屋古書店出納帳』が当時少年画報社から刊行されていたアワーズガールという雑誌に掲載されていた時から、その後移籍して小学館から刊行されていた『IKKI』に至るまで大変お世話になった。

 

金魚屋古書店』もそうなのだが、芳崎先生は長編・中編の作品もとても素晴らしいのだが、短編の角度や瞬間の切り取り方が鮮やかだな…と常に思っている。また、同時に芳崎先生の作品は非常に現実的な非現実を見せてくれる。今そこに存在して、寄り添ってくれるような作品なのだ。ドラマチックだけれど、肩肘を張らずに良い意味で不自然さがないフィクションなのだ。どんなに現実と乖離していてもそれがどこかで起こっているように感じる現実的な非現実。どんな存在も否定されない。お伽話の様に上手くいかないこともある。そして、その人の最善や幸せは他者から計り知れない。どんな存在であっても。どんな道を進んでも。…それが自分が例え思い描いていたものと異なっていたとしても。「そのままで大丈夫」と何者も受容してくれる優しさがある。

 

私はその作品に溢れる優しさに何度も救われたし、何度も背中を押された。

 

芳崎先生の短編の鮮やかさや、切り口の鋭さ、目線の優しさを感じる作品はまだある。 そのうちの一つである『鞄図書館』の最新刊であり、最終巻も5月に刊行される。

 

鞄図書館4

鞄図書館4

 

 



 

また、こちらの「マンガ図書館Z」というサイトでは無料でいくつか芳崎先生の作品が読める。

https://www.mangaz.com/title/index?query=芳崎せいむ

初期の短編集も素敵な作品揃いだし、『ネコとケント』も個人的に大好きな作品だ。

 

幅広い作品の中に、きっと今の自分にそっと寄り添ったり、背中を押してくれる作品、興味をそそられる作品に出会えると勝手ながら思うので、是非触れたことが無い方は芳崎せいむ先生の作品を興味があれば触れて欲しい。

 

 

 

ブログを開設して一年経ったよ。

はい!こんばんは!!

実は昨日誕生日で、昨年の誕生日にこのブログ開設したので無事に一年経過しました!ありがとうございます。

 

もっと色々と書きたいことは沢山あるし、観劇の感想もまめまめ書きたいんですが、感想って自分の中でかなり咀嚼して書きたいので構想を練ってるうちに時期を脱してしまうことがままあります。

結果メサイアとSLAZYの回し者みたいなブログになってますが(笑)(あながち間違いじゃないけど(笑))

やりたいこととやらなくてはいけないことが多すぎて、でも新しいことに手を出したくなってしまうので、その辺りはもう少し納めて行かないとなあ…と思った次第です。

 

年末のブログにも書きましたが、昨年一年は自分でも驚くくらい色々なことがあって完全に自分で自分が追いついていない感じです。

 

今年33歳でゾロ目になってしまったんですけど、女性って30代で厄年が2回あるので30代の半分以上は厄年なんですよね(笑)先日妹と「女は30代過ぎたら死ぬのか!?ってくらい厄年無双だよね。」って話をしてたんですが、女性の30代って心も体も環境も変わってくる時期なのかもしれません。

 

歳も良い歳なのですが本当に色んなことが大きくうねりはじめた気がします。第三者的目線の自分が「過渡期ってこういうことを言うんだろうなー。」って思っている今日この頃です。

 

変わること。

変わらないこと。

変わりたいという思い。

変わることが怖いという思い。

 

なんかまあ色々とごちゃごちゃしてるんで、今年一年は色々やりたいことをやりつつ、でも今まで好き放題自由にやってきたことを整理しながら納めて、これからに繋げていきたいと思っています。

 

あとやりたくないことは無理しない。

でもブログはもっと書きたいのでもっと書きます。

 

まあ、ちょうど今年も初めてのやってみたいことやってる最中で時間が無いのですが(笑)

 

しいたけ占いさんでもどうやら水瓶座は転換期らしいので

https://voguegirl.jp/horoscope/shiitake2018-h1/contents/11aquarius/

色々試行錯誤しながらまた33歳頑張ろうと思います。

 

このブログに足を運んでくださる皆様いつもありがとうございます。

 

またよろしくお願い致します。

 

 

2017年総括

2017年。振り返ると激動の一年でした。基本的に環境の変化が物凄く苦手で、自分から余り環境を変えようとしないホメオスタシスの塊の様な性格なんですが(これも良し悪しなのは自分でもよく分かっています。)そんなことを言っていられない位今年一年で結構色々なことが起きました。それこそ多分昨年末SLAZYのライブを観に行っていた頃の自分に言ったら全部信じてもらえそうもないことばかり(笑)

 

流石女の大厄33歳。(早生まれなので怪しいところなのですが…)

 

 

併せて兎に角徹底的に人に劣っていると思ってしまうので、楽器を続けているのも、ブログを始めたのも、好きなのも当然ありますが、楽器と文章に関してだけは人並み程度に出来て人に晒せるというほんの少しかつ唯一の承認欲求を満たせるものだ…という部分も大いにあります。

 

ホメオスタシスの塊であると同時に、それこそ劣等感の塊みたいな所もあってそれこそ面倒なオンナなんですが(笑)その面倒さをそっちのけにするくらい色々なことがあり、年齢的にも環境の過渡期なのかなあ…と思った2017年でした。

 

1番その中で変わってきたのが「無理をしないことを心がける。」ようになったこと。他人に評価される努力ばかりしていたのですが、「自分がどうしたら楽なのか。どうしたいのか。」と考えられるようになったことです。

 

人の評価って本当に置かれた環境や性格によって変わるので、今まではそれをどう上手く敵を作らないように合わせて行くかに尽力していました。でもそれは結局最終的に自分の首を締めることになるんだな…ということに少しずつ気づき始めた気がします。

 

「気づくの遅えよ!」

という感じですが(笑)

 

来年はもう少し自分の好きなものや、自分の大切にしたいものを、そして何より自分自身にもう少し優しくなろうと思います。

 

2018年の目標は

・無理せず好きなことを目一杯やる

・生活能力値を上げる

・判断基準を自分自身に置く

を掲げたいと思います!

 

それこそ承認欲求の塊で始まったこのブログに昨年一年お付き合い戴いた方々大変ありがとうございました!

 

最終的に書く書く詐欺の観劇感想ブログになってますが、もう少し来年はラフな感じに観劇始め自分の見たこと、思ったこと、好きなものを書けたら良いな〜と思っています。

 

私も貴方も2017年が素晴らしい幕切れでありますように。2018年が素敵な年でありますように。

 

来年も宜しくお願いします!