大腸内視鏡検査をしてきた話

 人生初大腸カメラ……!

 結果としては何事もなかったので良かったので備忘録としてつらつら書き連ねようと思います。

 

初人間ドック便潜血で引っかかる

 30半ば結婚したばかりで先々のことを考えると特に異常が無くても何があるか分からない……と考え人間ドックを受けたのがきっかけでした。人間ドックに関しては会社が補助してくれるところも多々あるようですが、弊社はもう少し歳いかないと補助が出ないので自腹。 

 何があるかは分からないけど多分何も無いだろうとたかを括っていたら、まさかの便潜血陽性。

「会社の検査でも引っかかったことないのに!!!」

元々痔があるので、痔だろうとも思いつつ、色々ネットを漁ると

『痔だと思ったら大腸がんだった』

『人間は正常性バイアスがかかるので検査の結果が悪くてもその結果を過小評価する』

などなどの文言ばかりが並び益々悶々!

 とりあえず悩んでも仕方ないので再検査の紙を片手に病院へ行くことへしました。

 

事前問診

 行った先は当然人間ドックを受けた病院。ただ、ネットで検索して申し込んだので病院としてかかるのは初めて。

 そこそこ大きめの病院で受付に行ったら内科の先生の希望を聞かれました。当然知らないので、

「希望無いです」

と伝えると受付の方が気を利かせてくれて消化器系の内科の先生に受付してくれました。

 

その後問診。

先生:「便潜血陽性ですか。便秘気味ですが?」

私:「はい。痔もあります」

先生:「痔かもしれないし、そうじゃ無いかもしれないですからね。痔だと思ってたら大きな癌があった方もいますし。とりあえず大腸内視鏡やりましょう」

 

 内心『デスヨネ〜』って気持ちでその時はいっぱい。そして、それで問診は終わりあれよあれよと大腸内視鏡検査の予約へ。

 もっと先まで待つのかと思いきや翌週には検査出来るとの事で、生殺しも嫌なので最短で予約。

 しかしそうなると会社を休まなければならない。翌日上司へ報告。

私:「人間ドック受けてきたら便潜血で引っかかりまして」

上司:「お前。それはヤバいぞ」

もう少し軽いタッチで返されるかと思ったら、めちゃくちゃ真顔で返されて申し訳無さと不安がめちゃくちゃ掻き立てられました。その時の上司の真顔は忘れない。まあ、理解があって良かったのですが……理解あるまま休みを申請。

 しかし、検査まで気が気ではなく、余り良く無いと分かっていてもネットの情報を漁る日々。大体同じことしか書いてないのですけどね。

 

ちなみに余談ですが、色々読んだ中最終的に読んで落ち着いたのは外科医けいゆう先生のサイトでした。

https://keiyouwhite.com/

 けいゆう先生自身が消化器内科らしく、大腸の病気や検査のことについて分かりやすく理路整然と纏まっていたので大分このサイトを読んで冷静になることが出来ました。 

 その他の病気に関しても分かりやすく書いてあるのでおすすめです。

 

検査前日

 事前問診の際、大腸検査食セットと言うものを事前に購入を命じられ前日は3食これ。

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 不味くは無いけど、ひたすら消化に特化している上、量も少なめなのでめちゃくちゃお腹が減ります。

 でも、それ以外水かお茶しか飲めない。空腹をひたすらお茶で誤魔化し続ける1日。

 夕飯後に事前に下剤を飲むのですが、個人的にはこれが一番キツかった……!

効いてくるのに時間がかかり、就寝して良い具合に寝ていたところに真夜中便意をもよおしてトイレに駆け込むのがとりあえず眠いお腹痛いでひたすらにキツかったです。

 

検査当日

 噂に聞いていた2Lの下剤。味はスポーツドリンクをめちゃくちゃ不味くした感じ。旨くはないけど飲めなくはない。後割と飲むとすぐにトイレに行きたくなるので正直前日夜の下剤より楽でした。(個人差はあります)

 「便がこの色になるまで下剤を飲み続けましょう」

と言うスケールを事前に渡されるのですが、一目瞭然と言うか。腸内洗浄されると水分がそのまま出てくる感じです。おしっこがそのまま肛門から出てくる感じと言えばわかりやすいでしょうか。(汚い話ですいません)

 とりあえず午前中一杯で処置は済んだのでいざ病院へ。

 (ちなみに、これまた余談ですが、私前日の寝不足で昼寝をしたら検査に遅刻しかけました……およよ。しかも焦って行ったので体温と血圧が上がり危うく別の意味でひっかかりそうに。およよよー!)

 売店で不織布でお尻に穴が空いている検査用パンツを購入して検査室へ。

 

大腸内視鏡検査

 検査室に通されて、腸の動きを緩やかにする筋肉注射を撃たれました。多分人によってはこの時鎮痛剤とか打たれるんでしょうけど、私は特に無かったです。

"鎮痛剤を打つかもしれないから車では来ないでください"

とあったので徒歩で行ったのですが、これなら車で行きたかったなあと思ったのはここだけの話。

 

 そのまま検査室に通されて内視鏡を入れられます。入れるのはそんなに大変じゃないけど空気をひたすらに入れられるのでそっちでお腹が苦しい。もう、何も出ないはずなのに何か出そう。ちなみに腸内カメラの画像は寝っ転がりながら普通に見られます。素人目にも何もなさげだけど……と思っていたらおしまい。大体20分くらいです。その後先生に

「特に何も無いですね!なら何で検査で陽性が出たのかと考えなくても大丈夫です。引っかかっても40%は何も無いので」

と言われました。ただ、40過ぎたら年1〜2年に1回は受けた方が良いとはこと。

 その後はお腹の張りが収まってきたら帰宅できました。飲食もすぐ出来るとのことでそのままご飯。

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ふわあああ。制限なくご飯最高かよ〜〜

 

 今回は問題無かったとのことですが、やはり何かあると困るので年1での人間ドックは必須だなと。正直会社の健康診断は検査項目が少な過ぎてアテにならない……。何もなければそれまでだし、何かあっても対応が早ければその分メリットが大きい訳で。

 

 私事なのですが、最近ほぼ歳が変わらない知り合いが亡くなったりしたので、自分もいつ病にかかったり死んだりしてもおかしく無い歳頃で、本当にいつどうなるか分からないなと。とりあえずまだ死にたくないのでその為に出来るだけ病気のリスクを減らす。その為には健康診断や人間ドックは受けた方が良いなと改めて思いました。

 

 皆さん健康診断と体のメンテナンスをしっかりして長生きしてください。